最近一部で話題になっているWELQ問題。
医療情報サイトに誤りやコピペが多数見つかって炎上、
11月29日をもってすべての記事が非公開になっています。
記事はクラウドワークス経由で発注されていたとのことで、
わたしも他人事ではないと思いました。
わたしも書いていたかもしれない
わたしはWELQを含め、DeNA関連の案件は受注したことがありません。
しかし、クラウドワークスを始めるのが遅かったら
受注していた可能性があります。
DeNAパレット
DeNAではこのたび問題になったWELQだけでなく、
iemo、MERY、CAFY、JOOY、Find Travel、cuta、
GOIN、Upin、PUULといったキュレーションサイトを
「DeNAパレット」と銘打って運営しています。
規模も事業も全然違いますが、
わたしもmuumemo.comでジャンル別に8個ブログをやっているので
ちょっとだけ似ているような気がしました。
クラウドワークスとDeNA
こうしたWELQなどのDeNAパレットの記事ライターは
クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで募集されています。
わたしもクラウドワークスで募集されていることはなんとなく知っていました。
ライティング一覧でいつも似たような案件が1ページ目に載っていたからです。
有料オプションを付けて目立たせているのでしょう。
クライアント名で検索したら個人ブログや2ちゃんねるのスレッドがヒットして、
DeNAのサイト用の記事を集めているアカウントだということがわかりました。
そのアカウントにDeNAの文字は一切入っていません。
DeNAに限らず、名前をぼかしたアカウントを使っている企業は多いですね。
探し方がよくわからない初心者なら、
「目立っているし、ほかの人も応募しているから安心」
と思ってしまっても無理はありません。
文字単価0.5円の魅力
WELQの記事は文字単価0.5円で出ていました。
初心者にとって0.5円は魅力です。
タスクは0.1円~0.2円ですからね。
「そんな低い単価で?」と思われる方もいるかもしれませんが
「少しでもお金がもらえるならいいな~」と思っている主婦にとって
単価はそこまで問題ではないのです。
わたしはすでに0.5円を卒業していたので
DeNA案件に応募することはありませんでした。
クラウドワークス初心者のころなら検討していたかもしれません。
魅力的な募集内容
あちらも発注のプロと言うべきか、募集要項が魅力的に書かれています。
未経験者でも大丈夫!とか、マニュアルがあるので安心!とか。
さらには長期継続と昇給も匂わせています。
記事のテーマも生活に密着したものが多く、初心者にも書きやすそうです。
WELQ問題とはなんだったのか
WELQは医療情報サイトですから、人の生命にかかわることです。
その記事が誤りやコピペで占められていたのですから炎上するのも無理はありません。
さらにこの問題はWELQの記事がGoogle検索上位に来てしまうこと、
DeNAという有名企業がなりふり構わず低クオリティな記事を量産していたこと、
そもそもキュレーションサイト自体が危ういことなど
いろいろな問題が重なり合っていると思います。
ライターには責任があるのか?
DeNAで書いていたという人は気が気ではないでしょう。
この件でライター個人が罪に問われることはないと思いますが、
真面目な人なら悩んでしまいそうです。
ブログを書いているわたしも他人事ではありません。
情報が誤っているかもしれない
わたしは基本的に自分の体験したことをブログに書いていますが
もしかしたら情報が誤っているかもしれません。
在宅ワークやアフィリエイトの体験談なら特に問題ないと思います。
しかし、確定申告や扶養の話で間違いがあって、
誰かが不利益を被る可能性はゼロではありません。
間違いのないよう細心の注意を払っていますが、
わたしに当てはまる話が他の人に当てはまらない可能性もあるので
情報の扱いが難しいと感じています。
コピペに近い形になっているかもしれない
他のサイトからのコピペは絶対にしないようにしていますが、
参考にしているうちに文章が似てきてしまうことはよくあります。
それに、ネットで調べて書いた記事は
結局誰かのパクリではないか、という気もしています。
クラウドワークスのことが心配
クラウドワークス自体にはとてもお世話になっています。
この件で悪いイメージが付いたら気の毒です。
もっといい案件がある
DeNA案件のすべてが悪いとは限りませんが、
もっといい案件があるのは事実です。
先日暇だったので、単価1円のプロジェクトをやりました。
公開から数日経って埋もれていたせいか、
まだほかに応募者がいなくて簡単に採用されました。
だからといって決して難しい案件ではありません。
テーマは「引越しのとき見るべきポイント」とか
「初心者がそろえるべき調理用具」といったものでした。
特に正解もなければ不正解もないようなテーマです。
画像選定も不要で1,000文字1,000円だったので、
クラウドワークスにしてはなかなか良いのではないでしょうか。
ここに消費税が上乗せされ、手数料2割が取られるため、
手取りは1,000文字864円、文字単価0.864円です。
すぐに納品し、修正依頼もなく終わりました。
くわしいことはこちらの記事に書いています。
継続か単発か
DeNA案件が人気なのは継続案件だからというのもあるでしょう。
わたしがやった単価1円の案件は単発でした。
わたしは継続案件にあまり魅力を感じません。
継続と言いながらすぐに終わることも多いですし、
ずっと同じテーマで書いているとだんだん飽きてきます。
単発と言いながらリピートして依頼してくれることもあるので、
継続にこだわらず探したほうがいいと思います。
案件探しが重要
クラウドワークスをやっていて、重要なのは案件探しだと思います。
初心者のうちはまず案件探しで挫折するかもしれません。
とりあえず、できそうなものからやっていくのがいいと思うのですが、
そのせいで今回のような問題に巻き込まれてしまうとつらいですね。
少なくとも、間違っても人が死なない分野がおすすめです。
自分が自信を持って書ける分野がよいでしょう。