よくクラウドワークスやランサーズで「副業を!」みたいな宣伝文句を見ます。
たしかにサラリーマンにとってちょっとした副業にはぴったりでしょう。
しかし、ときどき見かける「主婦の副業」という言葉には首をかしげてしまいます。
主婦には本業がないからです。
この記事では「主婦の副業」という言葉について掘り下げてみます。
副業とはなにか
Wikipediaによる副業の定義を引用してみます。
副業(ふくぎょう)は収入を得るために携わる本業以外の仕事を指す。サイドビジネス、兼業ともよばれる。副業は就労形態によって、アルバイト(常用)、日雇い派遣、在宅ビジネス、内職などに分類される。また、収入形態によって給料収入、事業収入、雑収入に分類される。
あくまで本業があって、副業があるということがわかります。
サイドビジネスという呼び方はたしかによく聞きますね。
主婦の副業という言葉
サラリーマンにとっては会社の仕事が本業なので、
クラウドワークスのような在宅ワークが副業になるのはわかります。
主婦の本業は何か
しかし単純に「主婦」という場合の「主婦」は無職であって、
もともと本業がないはずです。
たとえば「パート主婦」とか「兼業主婦」といった主婦には仕事がありますが
ただ「主婦」というのは主に専業主婦を意味していると考えられます。
その文脈で「主婦の副業」というと、
「1階がないのに2階建て」みたいな収まりの悪さを感じます。
家事業が本業?
あるいは日々の家事が本業であるのに対し、
ネットでのお小遣い稼ぎが副業となるという意味でしょうか。
家事には収入がないのに、収入のある在宅ワークと並べて良いのでしょうか。
専業主婦や兼業主婦
しかし基本に立ち返ってみると「専業主婦」や「兼業主婦」という言い方も
本来収入が発生しない家事業=主婦業を事業とみなした比喩表現ですね。
「主婦の副業」という言葉についても、
あまり目くじらを立てることではない気がしてきました。
副業は在宅ワークの別名?
在宅ワークのことを副業と呼んでいる印象もあります。
いろいろな勤務形態が出てきているとはいえ、
仕事は家ではなく職場でするものというのが多数派のイメージでしょう。
つまり職場で行う仕事=本業に対して、
在宅ワーク=副業と言っているのかもしれません。
主婦の副業は扶養範囲内?
主婦の副業という言葉には、扶養範囲内という含みもあるように感じます。
扶養を抜けて働くのであれば「主婦の」と付ける必要がなく、
副業というより本業にステップアップするはずです。
扶養範囲内で行う在宅ワーク
わたしも扶養の範囲にはこだわっていて、
扶養範囲のことについてはずいぶん勉強しました。
過去にも記事を書いています。
https://zaitaku.muumemo.com/fuyounai
扶養範囲内でのんびりしたい
2015年は所得税も住民税も社会保険もすべて扶養範囲内でした。
ことし2016年も扶養範囲内に収まりそうです。
扶養を抜けてもプラスになるためには、180万円稼がなくてはなりません。
いまの作業ペースでは見えてこない金額です。
何より自分に欲がないので、
収入は横ばいでいいから無理せず働きたいと思っています。
現状、1日に2~3時間程度しか稼働していないので満足です。
クラウドワークスやランサーズでは
「主婦が安い報酬で請けるから単価が下がる!」
と悪者扱いされることもあるのですが、
主婦は主婦でマイペースにやったらいいんじゃないかな~と思っています。